どうしようもないクズ男の半生記

今年で40歳になり、人生を折り返そうとしているクズ男の半生記です。

【出逢い編01】 ミレニアム

「このまま付き合ってても、先が見えへんから別れて」

 

時は1999年4月、小室ブームも下火になり、超大型新人、宇多田ヒカルがデビューした頃。

 

当時付き合っていた彼女と2ヵ月ぶりの電話がいきなりこれだった。

 

不思議と悲しみも淋しさもなかった。それもそのはず。

もう2ヵ月以上も会ってないし、連絡も取っていなかったのである。

 

彼女よりも、友達とバンド、麻雀、パチスロにどっぷりとはまっていた、たくや21歳の春だった。