どうしようもないクズ男の半生記

今年で40歳になり、人生を折り返そうとしているクズ男の半生記です。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【青春爆走編19】僕らのバイブル

1993年が終わり、1994年が始まって、短かった冬休みも終わり、3学期が始まる。 始業式の日は学校は午前中に終わるので、家で昼ごはんを食べた後は、いつものように、ヒロシの家に向かう。 5人とも家は近いので、歩きでもすぐに行ける距離だ。 ヒロシの家に着…

【青春爆走編18】本編始まる

こうして僕らが高校生になった1993年が終わって、1994年が始まるわけですが、ここまでの話は、ほんの序章です。(笑) 5人のエピソードを少しだけ書かせてもらいました。ほんとはもっと色々あるんですが。ブログには到底書けないような事とか(笑) でも、ここま…

【青春爆走編17】ただ、滑りにいきます。

最後にアイススケートに行ったのは小学校5年の時くらいなので、5年ぶりくらいだ。 あの頃は、アイススケートが珍しく、近くにたまたまあったので、友達とよく行っていた。 受付でスケート靴を借りて、履き替える。 そしてリンクに入る。 ここで、恋人同志な…

【青春爆走編16】フォーメーションチェンジ!

要は、Kちゃんとタツヤが仲良くなれればいいわけだ。 2人で喋る状況を作り出せばいいのだ。 そして僕は行動に出た。 端っこに座っていた僕は、席を立ち、反対側の端っこに座っていたKちゃんの友達の隣に座った。 オーソドックス型から一瞬で、まさかのサンド…

【青春爆走編15】まだクール気取ってんの?

僕らの住んでいる近くには、アイススケート場はなく、電車に乗ってちょっと都会まで出なければならない。 なので、駅で待ち合わせをする。 僕とタツヤはちょっと早めに駅に着いた。 「Kちゃんは、タツヤに気あるん?」 「さあ~?わからん。」 「そんなん好きじゃ…

【青春爆走編14】スベるのはスケートだけでいい!

いよいよ1993年も残り3日となった日の事。 この日はタツヤと出掛ける事になっていた。 なんとタツヤが高校の友達とアイススケートに行く、そしてその子が友達を連れてくるからこっちも2人で行く、という訳だ。 もちろん、相手は女の子である。 僕とタツヤは…

【青春爆走編13】あの自転車は今

なんとか、バイト先までたどり着いた僕は、ひと仕事終えたような感覚だった。 厨房に入り、その時たまっている食器や、調理器具があれば、とりあえず洗う。 そして、床の排水口のグリストラップの掃除。そしてゴミを集めてゴミ置き場へ持っていく。 着いたら…

【青春爆走編12】バイト行けねぇ~!

1993年も、もう終わりを迎えようとしている年末。 僕は悩んでいた。 どうやってバイトに行くかを。 僕らは5人とも同じところでバイトしている。 バイト先は、旅館というか、研修施設というか、会社の新人研修とかでよく使うような施設の厨房で、そこで晩ごは…

【青春爆走編11】微妙に痛いんやけど!

ショウジが彼女にフラれたクリスマスより少し前、もう2学期も終わろうとしていた頃。 僕とマコは僕の部屋にいた。 「準備出来たで、マコ。」 「痛いんちゃん?いけるかな?」 「いけるやろ?一瞬ちゃうか?」 目の前には、安全ピン、オキシドール、氷、ライター、…

【青春爆走編10】頼むから帰って!

こうして、ショウジにとっては最悪のクリスマス・イブが終わり、12月25日クリスマスになった。 この日は僕とショウジはバイトが入っていて、終わったのは9時半頃。 「タク、今からどうする?帰る?」 「ん~、そやなぁ、どこも行くとこないしなぁ、寒いしなぁ。」…

【青春爆走編09】チクチクは嫌!

さっきまでは確かに無かった紙袋。 「ヒロシ、これ何やと思う?」 「ショウジのクリスマスプレゼントやろ?」 「もらったやつかな?あげようとしてたやつかな?」 そんな事を言っていると、ショウジが帰ってきた。 僕の分も買ってきてくれている。 買ってきてくれ…

【青春爆走編08】爪跡残せず!の巻

こういう女の子がらみの時は、タツヤははっきり言ってあてにならない。 なので、タツヤグリーンはほっといて、タクブルーのソロ攻撃に出ることに。 「オッス!俺、タクってゆうんやけど、●●さんの友達やねんな。名前なんてゆうん?」 ...孫悟空か! と突っ込み…

【青春爆走編07】女子高っていい匂いがする!

話は少しさかのぼり10月。 彼女から文化祭のチケットをもらえるという吉報をショウジが持ってきた。 しかも、僕らの分もあり、計5枚。 しかも、女子高の文化祭。 みんなテンションがあがらない訳がない。 そして、11月になり、文化祭当日。 テンションの高い…